模試制作室より

2018年5月の神奈川全県模試をふりかえって《今後の学習のポイント》

 中学3年生になって2か月が過ぎました。現在、みなさんは、学校行事や委員会活動、部活動、生徒会活動、
あるいは定期テストの準備などで忙しく過ごしていることと思います。さまざまなことに積極的に取り組んでい
きましょう。その際、「○日までに必ず仕上げる」「△周以上走る」「□点以上とる」など、目標を決めて臨み
ましょう。目標に向かって努力していくことで、みなさんは必ず理想に近づくことができます。

 5月実施の神奈川全県模試では、少し応用的な内容を含めつつ、基本的な知識が備わっているか、知識を他方
面に活用する力が備わっているかを確認する問題を中心に出題しました。全体の平均点は、以下の通りです。

     英語  数学  国語  理科  社会   合計   特色検査
     51.4点 46.2点 58.1点 44.4点 44.9点  245.0点   27.1点

 1問ごとの正答率から、正答率が低めのものを中心に、特徴的な問題について、出題内容や出題のねらい、求
める力などを以下に記載いたします。是非、参考にしてください。

  ①[英語]問1(ア)No.1〔リスニング〕
                  正答率29% 聞き取り内容の理解と選択肢の文との整合性(英文理解)
  ②[英語]問8(イ)〔長文読解〕正答率22% 読み取った内容が正しく表された図を選ぶ(読解力)
  ③[数学]問3(ア)〔文字式〕 正答率21% 文字を使って式をつくり、その式を計算する(計算処理)
  ④[数学]問4(ウ)〔関数〕  正答率 4% 座標平面上の三角形の面積を求める(図形処理)
  ⑤[国語]問1(イ)のb〔漢字〕正答率35% 「官」と「管」における、意味や用法の違い(知識) 
  ⑥[国語]問3(エ)〔小説文〕 正答率31% 行動や言動から、その人物の考えを読み取る(読解力)
  ⑦[理科]問1(ア)〔光〕   正答率23% 光の「入射角」「屈折角」に関する知識(知識)
  ⑧[理科]問7(ウ)〔消化〕  正答率26% 実験結果から粒子の大きさを順に並べる(科学的思考)
  ⑨[社会]問1(エ)のⅰ〔地理〕正答率38% 南半球の中緯度地域における月別平均気温の特徴(知識)
  ⑩[社会]問3(エ)〔歴史〕  正答率17% 平安時代と関係が深い仏教の内容と文学作品(複合知識)
  ⑪[特色検査]問1(ウ)のⅱ  正答率18% 実験結果にもとづく正しい推論を選ぶ(科学的思考)
  ⑫[特色検査]問2(ウ)のⅲ  正答率10% 「葉序」という新しい考え方の理解と適用(思考力)
 
①では、「America」が強く耳に残ってしまったと思われます。選択肢の各文の意味を、短い時間でとらえら
れるようにしましょう。④では、座標平面上の三角形の面積を計算するため、三角形を切ったりくっつけたりす
ることも考えながら、「たて」「よこ」の長さを常に意識していきましょう。⑤や⑦や⑨を克服するためには、
定期テストに備えるための学習や問題集や参考書を利用した学習で、知識をつけていきましょう。その際、覚え
るべきことがらは、そのことがらに関連付けられることがらも一緒に覚えるようにしましょう(例:漢字を覚え
るときは、その漢字の意味やその漢字が用いられている熟語、あるいは、音読み・訓読み、同義語・類義語・対
義語なども、その場で一緒に覚えましょう)。やや時間がかかりますが、関連付けることで忘れにくくなり、知
識がより深まっていきます。⑫のような未知の内容に対しては、好奇心をもって臨みましょう。本来、学問の面
白さは、未知の内容を知り、その内容がなぜ起こるのかを理解し、その内容を他に応用してさらに未知の世界を
切り開くことにあると思います。今年の横須賀高校の特色検査では、「万有引力」という、受験生にとってはほ
ぼ未知の内容が出題されています。入学試験において未知の内容を積極的に解くことができるよう、模擬試験で
は、解き直しの際も含めて、未知の内容に多く触れ、その内容の理解に積極的にチャレンジしていきましょう。

 この時期、行きたい高校についての情報を集めるのもよいと思います。学校見学に行ったり、先輩から話を聞
いたり、インターネットで調べてみるのがよいと思います。そして、その高校に合格するための、月単位での目
標を立て、1つ1つクリアしていくようにしましょう。すぐに成果は出なくても、努力したことは潜在的にどん
どん蓄積されていき、いずれ結果となって必ず表れます。がんばりましょう。

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