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2018年10月の神奈川全県模試をふりかえって《「知識」の完全復習と「総合的な問題」へのチャレンジ》

 11月も下旬になりました。中学校では、内申点が決定される最後の定期テスト(後期中間テストまたは2学期期末テスト)を、ほんとんどの人は終えたことと思います。今月の末頃から、この内申点にもとづいて、いよいよ進路面談(三者面談)が始まります。この進路面談では、まず、受験する私立高校を、推薦(書類選考)・単願・併願などの受験形式を含めて決定します。あわせて、私立高校を併願で受験する場合は、公立高校、あるいは国私立高校のオープン入試の受験校もだいだい決定していくことになります。面談に際しては、内申点はすでに決定されているので、志望する私立高校に自分自身の内申点が届いているかどうかが確認されますが、公立高校や国私立高校のオープン入試も視野に入れて確認されることが多いので、自分自身の得点力が、志望する公立高校、あるいは国私立高校のオープン入試に対してどのくらいであるのか、あとどのくらいの得点が必要なのか、あるいは余裕がありすぎるのかなど、受験する高校を決める際には、是非、神奈川全県模試の結果を参考にしてください。そして、受験校に対する自分自身の意志を明確にし、家庭内での考えを統一したうえで、中学校での進路面談に臨みましょう。同時に、中1・中2の学習内容を含めた、入試に向けての学習をどんどん進めていきましょう。

 10月に実施した神奈川全県模試では、知識を2つ以上組み合わせたり、知識を資料と関連付けたりした、応用的な出題を少し増やして出題しました。全体の平均点は、以下の通りです。

英語
48.7点
数学
51.7点
国語
60.0点
理科
39.0点
社会
51.0点
合計
250.4点
特色検査
45.2点

 1問ごとの正答率から、正答率が低めのものを中心に、特徴的な問題を以下に挙げて、出題のねらいや求める力などを以下に記載いたします。是非、参考にしてください。

 ①[英語]問2(ウ)〔単語記入〕正答率13% especiallyの書き取り(文脈把握・単語知識)
 ②[英語]問6(イ)〔長文読解〕正答率27% グラフの内容に合っているものを選ぶ(資料読解力)
 ③[数学]問5(イ)〔確率〕  正答率16% 条件に従って正確に数え上げる(作業力)
 ④[数学]問6(ア)〔空間図形〕正答率22% 半球の表面積を求める(求積知識・計算力)
 ⑤[国語]問2(エ)〔古文〕  正答率33% 本文の内容と一致するものを選ぶ(文章読解力)
 ⑥[国語]問5(イ)〔論説文〕 正答率20% あてはまる2つの語句を本文中から抜き出す(文章読解力)
 ⑦[理科]問4(ウ)〔地層〕  正答率14% 3つの柱状図から言えることを選ぶ(資料読解力)
 ⑧[理科]問6(ウ)のⅱ〔天気〕正答率18% 寒冷前線通過時の雨と風向の特徴の記述(知識・表現力)
 ⑨[社会]問2(キ)〔地理〕  正答率23% 表の内容に合っているものを選ぶ(資料読解力)
 ⑩[社会]問4(オ)〔歴史〕  正答率 6% 昭和時代前期のできごとの並べかえ(複合知識)
 ⑪[特色検査]問2(イ)のⅰ  正答率17% 適する語句の組み合わせを選ぶ(文章読解力)
 ⑫[特色検査]問3(イ)のⅰ  正答率10% 条件にあてはまる音の振動数を計算をする(資料活用力)

 ①~⑫において、大半の問題で、「知識」「資料読解力」「文章読解力」そして、これらを応用・活用する力が求められています。正解できなかった人、および偶然正解した人は、必ず解き直しをしましょう。解説もしっかりと読んで、「なぜその答えになるのか」「どうのように考えればその答えが導けるのか」など、その問題の「核心」になる部分を習得していきましょう。少々時間がかかりますが、正解に至る道すじが身につくと、その内容は忘れにくく、他の問題にも適用しやすくなります。まずは「知識」であり、特に理科・社会は、中1・中2の内容を含めてできれば今年中に「知識」の完全復習を実施しましょう。そして、応用を含めた「総合的な問題」にどんどんチャレンジしていきましょう。①、④、⑧、⑩は、「知識」がきちんと備われば必ず正解できる問題です。そして、「総合的な問題」を解き進めることで、②、③、⑤、⑥、⑦、⑨などの問題に慣れ、解答を導くまでの考え方が自分自身で構築できるようにしましょう。筆記型の特色検査を実施する高校を志望校とする人は、文章や資料から何が導けるのかを常に考え、選択肢の内容にきちんとあてはめたり、正しく計算ができるように訓練しましょう。

 あと約3か月の学習は、自分自身との戦いになります。「知識」を備え、「総合的な問題」を解き、「解き直し=疑問点解決」をひたすら繰り返して、得点力を上げていきましょう。入試までの時間は決して長くはないですが、理解しづらい箇所があっても、あせらず、わかる人に聞いたり、教科書・辞書・インターネットなどで調べたりして、自分の「知識」にしてしまいましょう。うがいを欠かさず行うことなど、健康への配慮を忘れずにがんばりましょう。

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