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2019年5月の神奈川全県模試をふりかえって《今後の学習のポイント》

 中学3年生になって2か月が過ぎ、みなさんは、学校行事や委員会活動、部活動、生徒会活動、あるいは定期テストの準備などで忙しく過ごしていることと思います。日々の忙しさに流されないようにするには、小さくても良いので、毎日目標を立てて過ごすのがよいでしょう。「毎日必ず△周走る」とか「今日必ず○を仕上げる」などです。小さな目標が継続して達成できたら、こんどは大きな目標を決め、もう少し長い期間をかけて取り組んでみましょう。大小の目標を一つずつクリアしていくことで、必ず理想に近づくことができます。

 5月実施の神奈川全県模試では、少し応用的な内容を含めつつ、基本的な知識が備わっているか、知識を他方面に活用する力が備わっているかを確認する問題を中心に出題しました。全体の平均点は、以下のとおりです。

英語:48.4点 数学:42.0点 国語:56.4点 理科:47.8点 社会:56.9点 計:251.7点 特色検査:35.0点

 各教科の一問ごとの正答率から、正答率が低かったものを中心に、出題の内容や求める力などを以下に記載いたします。是非、参考にしてください。

①[英語]問1(ウ)№2 正答率 5%〔リスニング〕英文を聞いて適する語を選ぶ
②[英語]問4(イ) 正答率 7%〔語順整序〕どのくらい時間がかかったかたずねる文
③[数学]問4(ウ) 正答率 1%〔関数〕面積が等しくなる時の座標
④[数学]問5(イ) 正答率 2%〔確率〕面積が6分の1になる確率
⑤[国語]問4(キ) 正答率21%〔説明的文章〕適する語句の抜き出し
⑥[国語]問5(イ) 正答率12%〔資料を含む文章〕グラフと文章の理解と記述
⑦[理科]問5(イ) 正答率20%〔物理〕電気抵抗の大きさの計算
⑧[理科]問6(イ) 正答率20%〔化学〕「MgO」の記入と化合のグラフ
⑨[社会]問1(キ) 正答率26%〔世界地理〕3つの都市の経度にもとづく時差
⑩[社会]問3(エ)ⅱ 正答率20%〔前近代史〕鎌倉時代のできごとの並べ替え
⑪[特色検査]問3(イ) 正答率 3%〔論理パズル〕規則的に点滅するランプ
⑫[特色検査]問3(ウ)ⅱ 正答率 2%〔数理パズル〕ISBNコードのしくみ

 ①のリスニングは、中3になって量が増えました。話すスピードに慣れるには、1回で聞き取ること、重要なことは簡単にメモすることを意識しながら、数多く練習を積んでおくことが大切です。②はどれくらいの時間がかかったのかをたずねる疑問文を作るのですが、時間を表現する文の主語を「you」にするミスが目立ちました。
 ③と④はともに大設問の最終問題です。2019年の神奈川県入試でも、問3~問7の最終問題の難度がたいへん高くなっています。まずは、この前までの小設問が出来ているかを確認し、その克服から始めてみましょう。
 ⑤と⑥は、いずれも記述形式の出題でした。やみくもに答えを探したり、書き始めたりせず、問題文や文章中から答えを絞り込むためのヒントを探しましょう。④であれば「数学と文学は~ことは共通しているが、文学では〔Ⅰ〕ということを強く意識している一方で、数学では〔Ⅱ〕...という違いがあるから。」と問題文に書かれているので、数学と文学との対照的な違いを表現している部分を、文章中から探すとよいでしょう。
 ⑦では、まず直列回路と並列回路での電流の流れ方の違いと、かかる電圧の違いを理解しましょう。その上で電気抵抗の計算問題をいくつか解いてみて、慣れていくと良いでしょう。⑧で大切なのは、「化学式」と「化学反応式」の違いです。違いをしっかり理解しておきましょう。
 ⑨は時差に関する出題で、この時期の正答率が例年低くなっています。まず時差が生じるしくみ・原理を理解してから、様々なタイプに時差の問題に触れて応用力をつけましょう。⑩の歴史の並べ替えも例年正答率が低い出題です。歴史用語を暗記するだけでなく、日頃から出来事の背景や結果(他の出来事とのつながり)を理解することを心がけましょう。
 ⑪は論理パズルからの出題です。すべて作業するよりも、規則性を見出す工夫が必要でした。解き方は解説動画に詳しいです。ぜひご覧ください。⑫では、まずISBNコードのしくみを理解する読解力が大切です。間違えてしまった人は、もう一度ていねいに問題文を読んでみましょう。時間をかけても構わないので、大切な部分に線を引いたりして、自分で分かるまで解いてみてください。試験時間内に解答するスピードをつけるのは、今後の課題です。

 この時期の学習で大切なことは、自分の弱点(まだたくさんあるのが普通です)を、すべて一気に解決しようとしないことです。弱点のうちの一つにターゲットを絞って、期限を決めて集中的に補強してみましょう。「あれもこれも」や「出来るようになるまで」はダメです。「これだけは絶対に」で「今日はテストの前日」のつもりで臨まないと、真剣に取り組まないのが人間です。これは大人も同じです。

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