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2020年1月の神奈川全県模試をふりかえって《入試直前対策》

こんにちは。受験生のみなさん。

いよいよラストスパートです。公立高校の共通選抜入試までの約2週間、また、多くの私立高校や国立高校の入試までの10日間あまりになりました。行きたい高校の合格に向けて、ラストスパートです!

1月実施の神奈川全県模試についての全体的な結果を含めた、各教科における学習法や心がまえなどに関して以下に記載いたします。ぜひ、参考にしてください。

《英語》

 英語に触れる機会を多くしましょう。英語は「慣れる」ことが大切です。英文を読み、書き、聞き取り、時には声に出し、さまざまな手段で慣れていきましょう。長文読解は、問題集などでなるべく長い文章を読み、設問の解答になる箇所をすばやく見つけられるよう、文章の意味を早くとらえる訓練をしていきましょう。同じ文章をくり返し読み、理解を深めるのもよいと思います。読むたびにスピードが上がり、単語や熟語をしっかりと覚えることができます。より長い文章で同様の訓練(くり返し読む訓練)をすると、設問の解答になる箇所を見つけるスピードがだんだん早くなります。それと同時に、今回の模擬試験の問2(ア)の traditional Japanese events や問4(ウ)の I don't know what I should do などの表現も、訓練を積み重ねるうちにどんどん頭の中に入ります。また、英作文は、基本となる例文(教科書に記載されている例文)を、中1・中2の例文を含めて、すべて書けるようにしましょう。入試は、絵や文章などで示された状況や文脈をふまえて出題されますが、その際においても基本的な文を応用して書く力が求められていることが多いので、基本的な文を適する内容に変化させて書くことができる力を養っていきましょう。

《数学》

 今回の模擬試験では、計算問題や単問とよばれる問1と問2の正答率がまずまずでした。計算問題はすべて正解するつもりで、多少時間をかけても計算ミスをしないよう、計算後はすぐに検算をしましょう。問3以降の平面図形、関数、確率、空間図形の出題では、1問目の(ア)は確実に正解するようにし、2問目の(イ)以降で難しいと感じた問題があった場合、ひとまずその問題は後回しにして、次の大設問の(ア)に移りましょう。全体を一通り解いてみてから、残った問題に再度取り掛かると良いでしょう。図形の証明では、何が導かれているのかを読み取り、導くにあたってどのような定理や性質を用いているかを把握するようにしましょう。このことは、慣れるしかないので、中2の「合同」、中3の「相似」などの証明問題を、問題集などを利用してどんどん書いてみましょう。平面図形、関数、確率、空間図形、証明などは、解いてまるつけをしたあと、必ず解説を読んで、自分の答えや解き方が正しかったか、あるいは別の解き方があったかなど、正解にたどりつく道筋・解法を、1つでも多く身につけていきましょう。

《国語》

 古文は、まず内容を大ざっぱに理解するようにしましょう。その際、省略されている主語(動作主)や、助詞の「が」「を」などを補って理解するようにしましょう。そして、設問を解き進めながら傍線付近を読み込み、深い理解につなげていきましょう。小説文は、状況を常に把握しつつ、登場人物の心情を理解しながら読み進めていきましょう。設問の解答は、傍線の付近に書かれている、人物の発言、行動、様子などから導けることが多いです。論説文は、ここ数年の公立入試において内容の難しい文章が出題されています。1回目に読むときは、重要であると思える箇所に傍線を引くとともにわかりにくいと思える箇所に波線を引き、2回目に読むときの手がかりを残しましょう。設問が意外と簡単な場合があるので、重要であると思った箇所をつなげて文章全体を理解しておくと、傍線付近の内容も理解しやすくなることがあります。問五で出題されている記述問題では、書く苦労を惜しまず、とにかく書いてみましょう。書いてみることで、意外とまとめづらかったり、字数がオーバーしたりすることに気づきます。その気づきが、記述力を高めるチャンスです。書いた答えと模範解答を比べ、何が足りなかったか、わかりやすく書くにはどうしたらよかったかなどを検証することができます。これをくり返していき、記述力を向上させていいきましょう。今回は、今年1年間を通じて正答率の低かった問4(オ)の適語選択と問5(イ)の記述問題の正答率が、31%と46%に改善されていました。ここまでの皆さんの学習の成果が、最終回に間に合ったことは大変素晴らしいです。入試本番でも自信をもって挑戦してください。

《理科》

 今回の模擬試験の問5で出題された直列回路・並列回路と電流・電圧の関係、問6で出題された化学変化と質量は、実験結果を正しく読み取り、条件などを考慮しながら思考する力が求められます。「この設問の内容であれば必ずこのような結論になると推測できる」という思考の道筋が正解にたてられるようにしましょう。そのためには、基本となる知識が非常に大切ですが、全般的な傾向として、中1時の学習範囲が弱いようです。特に、光と凸レンズ、力と圧力(物理分野)、気体、水溶液、状態変化(化学分野)、火山、岩石と地層、地震(地学分野)は、知識をきちんと整理して、どのような展開で出題されても、的確に思考を進められるようにしましょう。また、問1~問4は単問とよばれる問題ですが、深い思考を問うものも出題されます。総合的な問題を解き進めるなかで、知識や思考力をいかして解く訓練を積み重ねておきましょう。たとえば、中2の物理分野の問題を解いた場合、電圧・電流・抵抗の関係、電力や電力量の計算の仕方、磁界における右ねじの法則や左手の法則の考え方、電子の性質などの知識について復習し、それらをどのように活用すれば正解できるのかをもう一度確認しておきましょう。地道な作業ですが、こうして身に着けた知識や思考力は、入試本番で必ず役に立ちます。

《社会》

 地理は、世界地図における主な緯線・経線の位置を覚え、時差の原理も理解しておきましょう。また、それぞれの州における特徴(人々の暮らし、農業、工業、貿易など)をきちんと身につけておきましょう。今回の模擬試験においては、問4の近現代史がやや厳しい結果となりました。明治時代以降では状況の変化が早く、数年ごとに何かできごとが起こります。歴史上のできごとや人物の名称を暗記するだけでなく、そのできごとが起こった背景や、そのできごとが原因となって起こったできごとなど、できごとどうしを必ず結びつけて理解しておくことが大切です。例えば、第一次世界大戦が終わってから、第二次世界大戦が終わるまでの間に起きたできごと(三一独立運動と五四運動、国際連盟の設立、ロンドン軍縮会議、世界恐慌、満州事変、五一五事件、日本の国連脱退、二二六事件、日中戦争、第二次世界大戦の始まり、日独伊三国軍事同盟、日ソ中立条約、太平洋戦争の始まり)を因果関係で結びつけて説明してみましょう。歴史の整理になるはずです。また、公民は、日本国憲法や基本的人権、国会・内閣・裁判所のしごと、市場経済、社会保障、国際連合のしくみについてきちんと分類して、知識を整理しておきましょう。近年の神奈川県の入試では、表、グラフ、地図、絵、歴史的な文書、写真などの資料を含めて出題されることが多いので、教科書に記載されている資料を一通り確認しておきましょう。その上で、資料から読み取れること考えておくと良いでしょう。

《特色検査(筆記型)》

 県立の学力向上進学重点校とそのエントリー校で実施される特色検査(筆記型の自己表現検査)は、2019年と同じ形式であれば、大設問4題の構成になります(そうでなかったとしても焦らないように。条件はみんな同じです)。問1は英文をもとにした出題、問2は複数の論説文を比較する問題で、全校共通問題になります。この問1と問2は比較的易しいので、すべて正解するつもりで取り組みましょう。試験時間は全体で60分ですが、時間が足りないことが想定されます。問1と問2の所要時間の目安は最大25分です。残りの時間を、やや難度の高い問3と問4に充ててください。問3と問4は、深い思考を求める問題の集合体です。今回の模擬試験の問3のように、理数系、論理系の出題容が比較的多く出題される傾向があります。受験する高校の昨年の問題だけでなく、採択問題の異なる他校の昨年の出題や、それ以前の実施校の特色検査の問題も解いておくとよいでしょう。資料が難解だったり、問題の設定が複雑であったりしますが、出題者がどのような答えを求めているのかを考え、その答えを出すために、資料や文章中のどの部分に注目すればよいのかを探し出す姿勢が大切です。持っている知識を答えるだけの問題は無いと思ってください。すべてを解けなくても、正解できそうな問題にしっかりと時間を使い、得点をきちんととることも大切です。出題されるテーマには興味深いものが多いので、楽しく学ぶ気持ちで臨めると、むしろ成功するのではないかと思います。

 外出時には「マスク」を必ず着用し、家に帰ってきたら「うがい」と「手洗い」を必ず実行しましょう(「手洗い」では必ずせっけんを使いましょう)。インフルエンザウイルスやノロウイルスなどは、「マスク」「うがい」「手洗い」だけでほとんど感染しません。また、朝食・昼食・夕食の時間、および、起床・就寝時間を規則正しくし、適度な運動をして体調を常に万全にし、「頭がさえている状態」が長く続くようにしましょう。

 受験生のみなさん、今までに学習してきた自分自身を信じ、入試本番に臨んでください。みなさんの合格を心からお祈り申し上げます。

伸学工房 職員一同

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